GALLERY 4
ギャラリー4は植民地時代の人物画の展示エリアになります。

こんな感じでオレンジ色に部屋色が統一されています。天井にエアコンが写っていますが、基本全館エアコンが稼働していますので、見学しやすいです。

こちらはスペイン植民地時代のカトリック教会のマニラ大司教さんですね。スペイン人です。
José Julián de Aranguren – Wikipedia

作者は不詳です。O.A.Rってなんでしょうか。WIKIにあるOrder of the Augustinians Recollects?でしょうか。

こちらは中華系の方ですね。Ignacio Boncan (Sy Jao)の息子と母とのことですが、こちらの方は特に有名なかたではなさそうです。

作者不明です。

「三人の女性」です。

作者不明です。でも製作年は1854年となっていますね。

GALLERY 5
第5ギャラリーはフィリピンの独立闘志の英雄ホセ・リサールを題材にした展示室かと思います。おそらくフィリピンでもっとも尊敬されている人物と思います。

「改革者 リサール」です。

Martino Abellana 氏の作品です。このくらいの時代だと作者不明ということはないみたいですね。

「Noli Me Tángere」です。リサールの小説のタイトルですね。フィリピンでは有名な小説と思います。スペイン植民地時代の不公正を書いた小説かと思います。こちらの絵は小説の中のシーンを書いたものと思います。
Noli Me Tángere (novel) – Wikipedia

作者のLeonardo Cruzさんの情報は見つけられませんでした。

こちらは洗濯をしている女性の像ですね。なぜ洗濯をしている女性がホセ・リサールと関係あるのか調べてみました。タイトルは「Oyang Dapitana」でOyangは人物名、Dapitanaはミンダナオ島のDapitan市のことですね。「ダピタンのオヤンさん」とでもいうのでしょうか。ホセ・リサールはダピタンに島流しになってしばらくダピタンに滞在していたようですので、その時に関連した女性と思われます。

こちらの作者の名前はなんか長いなーと思っていたところ、どうやらホセ・リサールの本名か正式名ですね。こちら本当にホセ・リサール自身が作成した像なのでしょうか?それならすごいことですね。存命期間の1961−1896はホセ・リサールの存命期間と一緒ですね。真ん中の白い像がホセ・リサール自身が作成した彫刻みたいです。左の像はGuillermo Tolentino氏、右の像はIsabelo Tanpinco氏がそれぞれオリジナルにインスパイアされて作成した像の模様です。
思わぬところにお宝ですね。この美術館最高レベルの収蔵品です。
