フィリピンのマニラのリサールパークにあるフィリピン人類学博物館(National Museum of Anthropology)に2019年4月に訪問した際の記録です。
2019年4月時点での基本情報になります。
・入場料無料!
・開館時間(10:00-17:00),月曜日は基本休み。日曜は開館。
・入館まで並ぶが5分から10分程度
・かばんはX線検査装置でスキャンしてもらう
・セキュリティチェック後にレセプションで記帳する。
・手荷物は記帳後左手にあるクロークにすべて預けないといけない。水の持込もしないようにセキュリティから指示されますので、気をつけてください。
・館内はなんとエアコンがきいていました!!(でもいつ故障しているかわかりませんので期待しないでください)
でした。
外観です。写真が見つかりませんが、入り口のところにプレートがあって、アメリカ植民地時代に作られたものらしいです。フィリピンとは思えないデザイン、作りになっているのもわかります。これだけみたらフィリピンの博物館には見えないですね。対面には自然史博物館(National Museum of Natural History)という別の博物館があり、似たようなデザイン、外観になっています。自然史博物館のほうは最近リノベーションが完了して以外と賑わっています。

エントランスホールです。天井が高いですね。受付で記帳してください。

大きな建物ですので、1階から5階まで展示があります。

・Level1
中庭部分になります。ちょっとしたイフガオ族(ルソン島北部山岳部の民族)の家が屋外にありますが、他に見どころはありません。
・Level2
この階がエントランスになりますので、ここから見学が始まります。
Treasures of the San Diego(サンディエゴの宝)という記載がありますが、SanDiego号という沈没船から回収されたお宝が展示してあります。西暦1600年にフィリピンのバタンガス州ナスブあたりでオランダ船モーリシャス号に撃沈されたスペインの貿易船だそうです。ここの博物館最大の展示品になりますでしょうか。
おまけ?で象牙関連の展示があります。
・Level3
フィリピンの民俗学的な展示になりますでしょうか。
・人間国宝紹介
・大砲展示
・人類学的なお宝(人類の進化論的な意味と思います。実際にフィリピンの洞窟で人類学的にすごい発見があったとニュースになりました)
・ミンダナオ地方の民俗展示
・フィリピン先住民族に関する展示
・Level4
・バイバインに関する展示。現在休止中?以前は入れたのですが、現在はクローズしています。スペイン植民地時代以前の貴重なバイバインの記録された銅板とか壺の展示物があったのですが、展示されないのは残念ですね。
他はあまり大した見どころはありませんが、
・織物
・農業
・カゴ
・パイナップル繊維の服(フィリピンの正装でありますバロンなどですね。)
の展示があります。
・Level5
立ち入りできません。特に展示されていません。
これはフィリピンの国立博物館の共通ロゴです。フィリピンの古代文字であるバイバインからデザインしたロゴと思います。アルファベットでいう”P”にあたる文字と思われます。PhilippinesのPでしょうか。
