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フィリピン人類学博物館_3F_フィリピン先住民の部屋

フィリピン人類学博物館

BIYAYという単語が謎です。フィリピンの方に聞いてみても?です。

こちらはフィリピンの先住民(フィリピンではNegritoネグリートとかアエタと呼ばれていますね。)に関する展示になっています。現代のフィリピンの大半はマレー系住民ということになるかと思いますが、それ以前にフィリピン諸島に住んでいた人々ですね。普通のマレー系フィリピン人よりも色の肌が黒く、縮れ毛、背が高くない特徴があります。

ネグリト

現代のフィリピン人に追いやられてしまい、山あいの生活環境の厳しいところにお住まいのことが多い模様です。マニラ近辺ですとピナツボ山のあたりにもコミュニティがあるようです。

よく聞くのはアエタ族という民族はたまに聞きますが、こちらはルソン島の山岳地帯の先住民ネグリートを指すようですね。

アエタ族

もうひとつちょっと有名なのがアティ族でしょうか。こちらはビサヤ地方のパナイ島の先住民ですが、パナイ島のアティアティハンという有名なカリボのフィエスタに名前を残してますよね。

アティ族

Ati-Atihan festival - Wikipedia

要約するとアティアティハンのお祭りの起源は、ボルネオから来たマレー系住民をパナイ島に先に住んでいたアティ族が歓迎してくれたと。ただいつの間にか立場が逆転してアティ族は山に追いやられてしまい、飢饉で困窮したアティ族がマレー系住民に施しを受けて感謝のダンスをしたことが始まり、とのことです。それで顔を黒く塗って踊るわけです。

歴史は残酷です。

BIYAYと大きく展示されていますが、ちょっとどういう意味なのか不明でした。おそらく先住民族のなにかの単語と思います。

フィリピン先住民BIYAY

こちらの部屋をスポンサーしているのはCabinet Ladies Foundation という財団ですが、どういった財団なのかは不明です。

フィリピン先住民展示室入り口

フィリピン先住民の方の典型的な姿のイメージですね。

フィリピン先住民人形

写真と取るのにはちょうど良い場所になっていますね。矢などの武器が展示されています。

フィリピン先住民展示室

素朴なカゴです。

フィリピン先住民民芸

言語の関係性を示した図ですが、現代のフィリピンのネグリートの各民族はすでにオリジナルの言語は喪失している模様です。

フィリピン先住民言語
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